住宅ローンを組む時に注意すること
住宅ローンを組む際には、注意すべき点がいくつかあります。
他のカードローンや教育ローンと比べて圧倒的に長い時間をかけて付き合うことになるローン商品であるため、初歩的な仕組みからワンランク上の注意点までしっかりと意識してローンを組むようにしましょう。
とくに初めてローンを組む方は以下の4点には注目してローンの契約を進めてみてください。
金利の設定
住宅ローンを組む際は最初に「金利」をチェックしましょう。金利とは、お金を返す時に貸し手に支払う手数料です。
当然ながら金利の割合が高ければ支払うお金が多くなります。
同じ条件ならば金利の低いローンを選ぶ、というのが一般的です。
金利の種類
金利には「変動金利」と「固定金利」の2種類があります。
例えば変動金利は「一般的に低い利率が設定されている」というメリットがあり、「市場の影響で金利が増減するため、返済プランが立てにくい」というデメリットがあります。
どちらの金利にすべきか、その時の市場に注目して選択しましょう。
返済期間
「返済期間」によって、日々の生活における立ち回りが変わってきます。
例えば「返済期間が長ければ一度の返済額が減る」というメリットがあるため、日々の家計を大きく逼迫することはありません。
しかし返済期間が長くなれば最終的に支払う利息の額が増えるので、気を付ける必要があります。どちらの方が日々の生活に影響がないか十分に考え、選択する必要があるのです。
ランニングコスト
返済と共に送る日々の考え方としてもう1点「ランニングコスト」も考慮しなければいけません。
購入した住宅での水道光熱費はもちろんのこと、不動産取得税や固定資産税も返済額とは別枠で必要になります。
それらランニングコストを計算した上で金利や返済期間を選ぶ必要があるのです。
提案は一度持ち帰ること
住宅ローンを組む際の注意点のまとめとして「プロからの提案は一度持ち帰ること」をオススメします。
住宅ローンのプロは最適だと考えたプランを提案してくれますが、家庭の事情(計算しにくいランニングコストなど)を考慮した場合、必ずしもプロが提案してくれたプランが最適になるとは限りません。
その場では良いと思っても契約してから生活に合っていないとわかる場合もあるので、提案されたプランは一度寝かせ、家でじっくり考え直しましょう。
一度選んでも動向を見守るように
住宅ローンを組む際には、注意しなければいけない点がたくさんあります。
とくにこれまで借金をした経験がない人は、金利とは何か、という初歩的な仕組みからじっくりと覚えていきましょう。
また念願叶ってローンを組んでも将来的には借り換えを行った方がお得になる可能性もあるので、ローンを組みっぱなしにせず、組んだ後も常に最適な返済計画になるように見直すことが大切なのではないでしょうか。